夢。どこかの大学で迷子になっていた。出口を探すが見つからない。どこかへ向かう学生に聞くが、案内されてもわからなかった。
昼頃から突然の雨が降り、その後晴れたり曇ったりを繰り返した。
30歳。まだ30なのか、もう30なのか。
自分としては何かをしていなきゃいけないのにしていない自分、周囲から遅れをとっている自分というふうに思い、30歳になっているはずがないのに年齢だけが先行しているように感じる。
雨が上がり、横から冷たい風が吹く。お腹がすいてきた。何もしてないのにお腹がすくということは、身体が生命活動をしてくれているからだ。
けれど、宿主の僕はそんなことには目もくれず、なんなら辞めてくれてもいいよと思いながら憂鬱になっていることに、自分で自分に申し訳なくなってくる。
強制停止ボタンが無いことがありがたいのか残念なのか。どんよりと濁った雲に覆われた僕にはわからない。