10年先を思い出して。

日々のつなぎ目

9月14日_目標に進む勇気をください

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弟と夜ご飯を食べに行った。

彼は会社を辞めたいらしい。辞めたいというより、もう気持ちの面では決定したようだ。あとはいつ伝えるかってだけみたい。

 

話を聞いていて、いろいろ知った。

彼にはやりたいことがある。そのためには、今の仕事はどうしても続けられない。

夢があり、その実現のため、あるいはそこに近づくためには退職するしかない。

やめた後はこういうふうにしていきたい。そんな話をしてくれた。

 

彼は3つ下になる弟だが、心から尊敬の念を抱いた。素晴らしい。何が素晴らしいかって、

 

  • 夢や目標が存在すること
  • いろんな人を訪れて必要な情報を得ていること
  • 生きている感じがする、と言っていたこと

 

ここ数日で、「目標」というキーワードの話を3つ聞いている。

1つはこの弟の話だし、2つ目は昨日ブログにアップしたバー店主の話、3つ目はYouTube動画で見た対談だ。

 

そして、今の自分にはその目標がない。存在しないのだ。

今の仕事の延長上には何も望むものがなく、希望もないし欲もない。ただ生きていくためだけの労働になっている。体調もよく崩すのもそのせいだろう。

 

本当に目標はないのか?

いいや、ある。あるが、それは今の仕事上にはない。そして、その目標への道はまだ出来上がっていない。道路工事中で、現実と繋がっていない感じがする。

目標に続く日々を送っていない。その時間を過ごしていない。1時間でも、15分でもいいのにできない。やろうとしない。他の小さなやりたいことや、そもそもあまり興味もないことに時間を注いでいる。わかってるんだ。

 

でも、目を逸らし続けた人間に「それをしっかり見ろ」と言われてカッと目を見開き、視点を合わせ直視することはなかなかできることでもない。これすらも言い訳に過ぎないこともわかっていながら、今日もまた足踏みして日付を跨ごうとしている。

 

そんな夜は、飲み物に例えたらどんな味がするだろうか。きっと鈍くて、スプーンをずっと舐めたような銀色の味がする。血の味かもしれない。喉の渇きは癒されない。

 

☆写真展のおしらせ☆ - 10年先を思い出して。