
土曜日。
休みの日の朝は缶コーヒーを飲む。無音の部屋でぼーっとして、時間の流れだけに意識を向ける。仕事のある平日では味わえない特別な瞬間だ。
長野県に住んで早くも2年目。
姨捨山から見える夜景が有名らしい。会社の人にまだ見たことがないと言うと「まだ長野県民になってない」と言われたので行くことにした。
外は土砂降りだったのでけっきょく夜景は見れなかったが、天気のよい日であれば夜の街並みが見渡せそうだった。
高速道路のSAでコーヒーを飲んで休憩してから帰宅した。
時間の流れはほんとに一定だ。
何かあっても何もなくても、1年経てばみな1つ歳をとる。生まれてから100回くらい繰り返す前にはたいていこの世から離脱する。
それなのに、日常生活は荒波ばかり。イヤなことには振り回される。楽しいことにも夢中になりすぎて、過ぎてしまえばしゅんとする。どうしたらいいのだろう。もっともっと、ただ時間の流れの中に漂っていたい。