
誕生日だった。
この日は今まで1度も過ごしたことのないような日だった。
お昼に予約してくれていたフレンチレストランで食事。そのあと無印良品で日傘を、ノースフェイスでサーモン色?のTシャツをそれぞれ買ってあげた(僕はプレゼントをするのか好きだ)。
温泉に行って帰宅し、2人でケーキを食べた。彼女がタルトの生地から全部手作りしてくれていた。こういう経験が人生に訪れるとは思っていなかったし、この人と別れるというのも想像できない。
付き合ったきっかけは、婚活のイベントでたまたま2回会ったことだった。初めて会ったときにはお互い別の人とマッチングしていた。ところがそれぞれダメになったことがいまに繋がる。
初めて会ったイベントは、最後にもっとも印象に残った相手を3人選ぶというものだった。お互いに1番目に書いた人とマッチングした。その結果それぞれうまくいかなかったのだか、実はお互いそれぞれ2番目に指名していたのだった。
2回目のイベントで連絡先を交換した。付き合う寸前までお互い複数人と悩む中、最後は2人で話し合って決めた。
ここからは蛇足。
昨年の冬、地元の友人が遊びに来てくれた。
善光寺に行って男子2人でおみくじをひいた。僕がひいたものには、その恋愛欄に「すでに出会っています」と書かれていた。すでに出会ってるだってよ、ホントかよって、友人と笑い合った。だが今にして思えばその通りなのだ。2度目の婚活イベントで会ったのは今年に入ってからだし。不思議なこともあるものだな。
さいごに。
彼女との会話のなかで、僕が「別れないように努力していきたい」としゃべったことがある。すると彼女が「一緒にいれる努力をしていきたい」と言った。
同じことでも、印象は言い方1つでガラリと変わる。センスのない残念な男だと切り捨てられずに済んだ。これは彼女のおかげだ。自分も一緒にいれる努力をしていきたいと思った。