
1人で静かな場所を散歩しようと思い、カメラのバッテリーを充電した。
あまりに触っていなかったため、どうやって充電するのかを思い出すまでに数秒かかった。写真展もやっていた時期があったのに。そんな自分に驚いた。
この日はけっきょくカメラを持ち出さなかった。外は過ごしやすい気温だったが曇っていて、なんとなく億劫になってしまった。
カメラを持って歩いて面白かったのはダンゼン都会だ。田舎は車移動がほとんどだし、「あ、良い景色だな」って思ってもすぐには止まれない。かといってあとでカメラ持って戻るかといえば、もちろんそんなことはしない。
写真を撮らなくなった。バーにも行かなくなった。
所属していたコミュニティは自分から離れていった。
最近は静かな時間が好きだ。お風呂場でシャワーを浴びて、床に座り込んだときの、あのいっさいの音もなく空気の流れも感じない、擬似的な無の空間が今は好きだったりする。