
朝はいつもウインドブレーカーを着て出社するのに、もうダウンを着ていないと寒い季節になってきた。
朝日に照らされた落ち葉が、カラカラと音を立てて転がっていく。
3年前に書いたエントリーを読み返してみた。
あの時期はまるで水流のないプールの底に沈んでいたみたいに、毎日が何もなくて、ひどく退屈だった。けれど、退屈でないと成し遂げられない行いをしていたようにも思う。
あのときと今を比較して、はたしてどちらが良いのか。どちらも経験した僕自身は、そのどちらにも優劣がつけられない。他人から見れば、間違いなく今のほうが良く見えるだろうが。
3年前のままでいたならば、きっと寿命はえらく縮んだだろう。一方で、寿命がながければ良い、というのでもない気もする。
生きている時間が長いというのは、挽回できるチャンスが増えるということだ。それは失敗する回数も増えるということで、耐えられない人にとってはこれもまた苦痛であるに違いない。
この頃は急に寒く冷えてきたことで、空気が澄んでいくと同時に心のなかも曇りが消えて、底の方までスッと見えるときがある。
2022年11月18日に書いた内容は、いまも心のなかにあった。人は変わらない。他人にはなれず、いつも自分のままだ。でも人は変わることもできる。時間をかけた延長線上のうえに。歩んだ足跡の数だけ遠くへ行ける。