
Amazonプライムビデオで映画『ターミナル』をみた。
アメリカへの入国寸前に、母国のクーデターによりパスポートが無効となり、国籍がなくなってしまう。その結果、空港に閉じ込められるという男の物語。ハートフルでコメディ要素も多くてたのしめた。
この映画を見終わったときに思ったのは、強制停止についてだった。
というのも、空港というのはどこかから来て、どこかへ向かう途中の中間地点だ。そこで足止めをくらうことは、たいていの場合はナイーブになるに決まっている。けれど主人公はあんまり怒らないし、憂鬱にもならない。むしろ母国語ではない英語を学びはじめたり、館内でアルバイトをしてお金を稼ぎさえもする。
生きていると、何かのタイミングで大なり小なり強制的に一時停止させられることがある。
受験に失敗した、休職した、といった大きな場面もそうだし、待ち合わせ場所に友人が来ない、ご飯を食べようとしたらお米を炊くのを忘れていた、といった小さな出来事まで。
想像していたとおりにならないことは人生でみても、1日でみてもわりとよくある。
そういうときにどう感じるのか、何をするのか……ということが、その後のストーリーにつながっていく。映画というフィクションでも、現実というノンフィクションでもそれは同じだ。
強制停止は人生計画を大きく狂わす。ただ、ほんとうに狂わす原因になっているのは出来事よりも、自分のその後の行動なのだろうな。そんなことをぼんやり思いながら映画を見ていた。