『雪沼とその周辺』を読んでいる。蔦屋書店の特別企画「あの人の、一生ものの愛読書」で紹介されていた短編集。
今朝は「レンガを積む」を読んだ。レコード店店主の物語。現在、過去、未来という時系列で話が進む。主役のそれまでの半生が語られ、日々の悩みとか辛いことを乗り越えて生活が安定してきた様子が伝わってくる。
なんとなく買った本。こういう偶然に出会うために本屋さんに行っている。
仕事終わりに、すぐに車に乗らずに外の風をしばらく浴びていた。
夜の静かな風が好きだ。身体と衣服の間の汗ばんだ空気が押し出され、しっとりとした優しい風が入ってくる。
明日は健康診断だ。隣にいる定年間近の人が、バリウムを飲んで気分が悪いとつぶやいていた。