10年先を思い出して。

日々のつなぎ目

11月18日

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こういう場所を1人で歩いている。ほぼ毎日。

まるで独り身の老人のようだと思いながら、でもそれと大差ないことをまた感じる。

 

死が近い。先細りしていく日々を実感する。

でもそれは実際の死ではなくて、抽象的な死なのだ。

人は大きく変わるとき、精神的に一度死ななければならないのだと思う。

 

そうした類いは寝たら昨日までの1日が終わるみたいに、簡単かつ自動的に更新されるものではない。

時間をかけ、ゆっくりと、丁寧でなければならない。途中をすっ飛ばしたりヘタに妥協したりすると、肉体は生きていけても精神は寿命まで持たないのではないか。

 

これは死の散歩であり、生への散歩なのだと思う。