10年先を思い出して。

日々のつなぎ目

12月15日

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午前:ドラムレッスン

午後:カメラ持って散歩、カフェで読書

 

本はヴァージニアウルフ『波』。

すごく難しい。掴めない。理解したくて手を伸ばしても、そこにない。雲を掴むみたいな。あるのに、逃げる。

 

ウルフは末尾でこう語る。

 

これは、自分でも時々読んでいて喜びを感じる唯一の本です。喜びをもって書いたのではなく、一種の神がかり状態で書きましたが、もう二度とあの状態に戻ることはないでしょう。

 

そうだろうなと思う。

極限状態で滴り落ちた物語、という印象。