5月1日

コーヒーフロートを注文した。コップの側面を伝って、ソフトクリームが溶けていった。まるで血液のよう。自分もまた生活のうえで溶かされている。

実家に帰る。

最寄駅の1つ手前で降りて歩く。景色をなぞりながら、いろいろと考えていた。

自分を社会に当てはめようと必死だ。当てはまるというか、押し当てるというか。それが間違っているのかもしれないが、起業以外にはそうするしかない。凡人には他に手段がない。