10年先を思い出して。

日々のつなぎ目

2月2日

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静かに歩く。風が冷たい。

草木が揺れた匂い。

ブーツの踏み鳴らす小石の音。

 

私は、自然の一部であるのだと身体で感じる。

私は、今この瞬間にいるのだと心で感じる。

 

職場。あの空間がつらい。

本当はそんなことないんだって、大袈裟なんだって。仕事休んで気持ちに余裕が生まれると、そんなことを考え始める。

 

頑張って、苦しくなって。

繰り返し。これを繰り返してる。

同じところをグルグル回ってるだけだ。働き始めてからいつだってそうだった。

同じ。同じことを繰り返してる。

 

畑仕事だけは違ったけど、あんまり興味がもたなかった。食べることに関心がない。これが致命的な欠陥だった。

 

また宙ぶらりんになった。

仕事という責任から逃れ、追放されて。

 

唯一ありがたいのは、誰とも深く繋がっていないことだと思う。彼女はいない。数年前に別れてもらった。あの時すでに分離した方がいいと感じてた。一緒にはいられない。余計に辛くなる。

 

矛盾を抱え、また葛藤する。

1人では生きていけそうにない。誰かと繋がりたい。けれど、その繋がりがこの世に私を縛りつける。時に拘束ロープになるときがある。恋人がそうだった。

だからこの感覚があるうちは、恋人は作ってはいけないと思う。けれど、恋はしたいとも思う。それは生きる喜びだからだ。一方で、生きる喜びこそが時に鎖になってしまう。

 

行ったり来たり。右に揺れては左に揺れる。

招待されては追放される。参加しては逃避する。

 

ずっとこれを繰り返してるんだ。ずっと。