10年先を思い出して。

日々のつなぎ目

1月7日

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日曜日の夕方。まだ陽があるうちに家に帰るのはもったいないと思い、喫茶店に来た。

 

目の前に男女が1組いる。まだ付き合うには至っていない雰囲気で、でも初デートではない感じ。互いの緊張感と相手の心を探る動きが伝わってくる。いいねぇ。。

 

田舎に引越して頻繁に思うのは、なんでその歳でみんな結婚して子供までいるんだ?ってこと。

都会にいたときは「へぇ結婚するんだすごいね」だったし、子供までできると「すげぇな...」と思っていた。

田舎では雰囲気が違う。結婚するのが当たり前で、子供つくるのも当然みたいな風潮があるっぽい。

 

近くで子供の鳴き声が聞こえた。振り返ると、2人とも20代っぽい夫婦が赤ちゃんを抱いていた。ほらやっぱり。なんでその歳で結婚してて子供までいるの?僕には彼女すらいないのにどうしてだ...。

 

いい人はすでに結婚しているのではないか。歳を重ねるごとに、魅力ある人にはもれなくパートナーがおり、まだ結婚していない人というのはまさに売れ残りなのではないか...そしてこの自分もその売れ残りにちゃんと入っているという現実。

まるで誰も訪れそうにない洋服店で年中みかけるSALE!のようだ。

赤文字で大きく描かれたそれは、アピールすればするほど残念に思えてくる。やがてSALE!の張り紙は太陽の光で色褪せていき、ついには建物ごと解体されるか放置されるの2択を迫られることになるのだ。

あぁ恐ろしい...。

 

結婚相談所、そろそろ真面目に検討しよう。今ならまだ、大型ショッピングセンターの閉店セールくらいには人が集まってくれるかもしれない。