地元に帰省。
子供のころによく遊んだ公園に行った。昔からあった遊具のほか、新しいものもあった。
懐かしいものや場所を目にしたとき、脳の中ではどんな動きがあるのだろう。それはたぶん特殊な状態になっていると思う。いま写真の滑り台を前にして、ベンチに座っているが、まるで入院ベッドに横になっている気分がする。もう安全だ、安心できるというような、どこかホッとする気持ちがする。
母親が子供2人とかけっこで遊んでいる。父親はどこにいるのか、姿は見えない。
さっきからずっと笑っている。鉄棒の逆上がりがうまくできない。自転車でまっすぐに走れない。3人が笑っている。
うちの母親はあんなふうに笑っていたのか。今の様子からじゃそうは見えないが、そういう時間があったのかもしれないと思った。